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ディスクふにゃふにゃシステムの構築方法&費用をご紹介!【電子ドラムに必須!】

ディスクふにゃふにゃシステムを構築しました。

 

YAMAHAの電子ドラムDTX-522KFSを購入しました。
電子ドラムは2階に設置したのですが、キックペダルを踏むと1階への振動がすごいです。
ズンズンと近所からの苦情は必死…
また、意外にも問題はバスドラムだけでなく、スネアをたたいた音も1回にはダイレクトに伝わります。
この「振動」を解決する方法として、電子ドラム界隈ではタイヤふにゃふにゃシステムというものが有名なようです。
電子ドラムを板の上にのせ、板の下に自転車用チューブを置くことにより、タイヤチューブがエアサスになって振動を吸収するとのことです。
早速このシステムを構築することにしました。

ちょうどいいチューブが売ってない…

さっそく構築しようとタイヤチューブを探し回ったのですが、肝心のタイヤチューブがと思ったのですが、このシステムの構築には12インチのチューブが必要となんですけど、でも12インチのチューブってあんまり売ってないんですよね。
近所のホームセンターを何件かまわりましたけど、全然売ってない。12.5インチなど、近いものが売ってても結構高い…。
26インチとか、よく売れそうなサイズは結構安く売ってるんですけど、やっぱり12インチて特殊なのかあまり売ってないし割高でした。
「どうしたものか…」と色々調べてみると、なにやらディスクふにゃふにゃシステムなるタイヤふにゃふにゃシステムの進化版があるという情報をゲット。
なんでも「空気が抜けにくいからメンテナンスが楽」だとか「タイヤはパンクすることがあるからタイヤよりいい」といったポジティブな情報ばかりでしたのでこちらを試してみることにしました。

ディスクふにゃふにゃシステム構築のために購入したもの

クッションマット

ダイソーでクッションマット(子供がいる家庭で敷いてるようなパズルみたいなマット)を購入。
他の方のブログではお風呂のマットで構築している方が多かったのですが、床に接するのは結局バランスディスクの部分だけなので、クッションマットにしました。

クッションマット2枚入り 108円 × 2 = 216円

バランスディスク

楽天で一番安いバランスディスクを購入しました。
バランスディスクって意外と販売しているところが限られてるんですね。
うちの近所のホームセンターやスポーツ用品店では販売していなかったので、ネットで購入しました。

ちなみに、あたりまえですが空気を入れるためには空気入れが必要です。
空気入れをお持ちでないなら、空気入れが付いたものを購入するのがおすすめです。

バランスディスク2個入り 1,180円 × 2 = 2,360円

合板

ドラムセットを乗せるための板です。
近所のホームセンターで購入し、750mm×1,300mmにカットしてもらいました。
この板ですが、他の方のブログでは「コンパネ」で構築している方が多いようですが、色々調べたところでは、「コンパネ」と「合板」は別物で、コンパネは「コンクリートの型枠用」の板とのことで、内装に向いていないそうです。つまり、内装には向いていない→内装に使うべきでない板ということですね。
で、今回私が購入したのが「構造用合板」という板で、家の構造用下地に使う板です。
この「コンパネ」と「構造用合板」何か違うのか、私が一番気になったのは「ホルムアルデヒドの基準の有無」です。
コンパネも合板も板を接着剤で貼り合わせて作りますが、この接着剤の中にホルムアルデヒドが含まれています。
家を建てるときに問題になるのが有害なこのホルムアルデヒドで、新築住宅を建てるときにはホルムアルデヒド対策として24時間換気の設置が義務付けられているほどです。
構造用合板にはホルムアルデヒドの含有量を示す指標がありますが、コンパネはそもそも建物を建てる際に使うものではないため、コンパネにはホルムアルデヒドの含有量の指標がないんです。
つまり、コンパネにはホルムアルデヒドがたくさん使われてるんじゃ…と私は考えています。
電子ドラムを隔離された部屋で使用する方は良いのかもしれませんが、私のように狭い部屋の中で使う人(私は電子ドラムのすぐ横で寝てます。)には結構切実な話なんじゃないでしょうか。
構造版には「F+☆の数」でホルムアルデヒドの含有量を表示しており、☆の数が多いほどホルムアルデヒドの含有量が少ないことを表しています。一番ホルムアルデヒドが少ない証である「F☆☆☆☆(エフフォー)」と記載された合板を購入することをお勧めします
ちなみにコンパネと構造用合板はサイズでも見分けられことがあり、
コンパネ:900mm × 1800mm
合板:910mm × 1820mm(もしくは905mm × 1810mm)
と、少し合板の方が少し大きい場合が多いようです。
厚さは12mmのものを購入しました。

ちなみにカットは直線1カットで100円程度でした。

合板 1,190円 × 1 = 1,190円

耐震パッド

ダイソーの家電製品用耐震パッドです。
電子ドラムの脚の下に設置しました。
ディスクふにゃふにゃシステムを構築している他の方のブログなどでは合板の上にゴムマットを敷いている方が多かったのですが、ゴムが必要なのは「ドラムの脚の下」と「キックペダル・キックパッドの下」と「ハイハットコントローラーの下」だけなんですよね。
これだけであれば全体をゴムで覆わないで必要なところだけ設置すればいいんじゃないか、ということでゴムマットの購入はやめました。
また、ゴムマットよりも耐震パッドの方が衝撃を吸収しそうだったので、ダイソーの耐震パッドにしました。

耐震パッド4枚入り 108円 × 3 = 216円

ドラムマット

ドラムマット 1,200mm×1,300mm × 1
ドラムを購入した際におまけでつけてもらいました。
ふつうの絨毯のようなマットで防振の効果はまったくありません。
RolandやYAMAHAもドラムマットを販売していますが、こちらも基本的に防振効果はなく普通の絨毯のようです。
無理にドラムマットじゃなくて絨毯とかサイズがあえばキッチンマットなどでもいいんじゃないでしょうか。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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ドラムマット × 1 = 5,600円

ディスクふにゃふにゃシステム構築費用は

というわけでトータルで

クッションマット 216円 + バランスディスク 2,360円 + 合板 1,190円 + 耐震パッド 216円 + ドラムマット 5,600円 = 9582円

で構築が可能ということですね。
私はドラムマットは無料だったので3,982円での構築でした。

ディスクふにゃふにゃシステムの作り方

「作り方」というほど難しいものではありません。
購入した材料を上から

耐震パッド
ドラムマット
合板
バランスディスク
クッションマット

という順番で重ねていくだけです。
気を付ける点はバランスディスクの空気量を合わせて高さを合わせることぐらいでしょうか。(適当で大丈夫ですけど。)

ディスクふにゃふにゃシステムの効果のほどは?

ディスクふにゃふにゃシステム、正直めちゃめちゃ効果あります
パッドを叩いた衝撃はもちろん、キックペダルを踏んだ衝撃もかなり緩和され、電子ドラムを2階に設置しているのですが、ドラムを叩いた後に家族に「ドラムの音響いた?」と訊くと、大概「え?ドラム叩いてたの?」と言われるほどの静かさです。
ただ、さすがにキックペダルをヒールアップで思いっきり踏み込むとさすがに1階でも分かるようです。(それでも全然うるさくないとのことでした。)

ふにゃふにゃ具合は?揺れる?

ふにゃふにゃシステムの名前通り、多少揺れます
揺れますが正直全く気になりません。
私の場合はスローンを乗せていないからなのしれませんが、もしかしたらスローンを乗せると結構揺れるかもしれませんね。

ディスクふにゃふにゃシステムにスローンを乗せるべきか否か…

おまけで貰ったドラムマットが1,200mm×1,300mm。スローンを乗せようと思うとやっぱりこの程度のサイズが必要なのですが、ドラムを乗せる合板が910mm×1,320mmのため、スローンを乗せようと思うとどうしても板2枚買ってを繋ぐ必要があるですよね。
正直板を繋ぐようなDIYは面倒だったため(技術もないので)、スローンを乗せないことにしました。
サイズは横幅をドラムマットに合わせて1,300mmに、奥行をドラムの奥行を測って750mmとしました。
(結果、750mmはかなりギリギリでした。DTX522で低めのセッティングにする人はもう少し奥行に余裕を持った方がいいと思います。)
結果ですが、スローンをふにゃふにゃシステムの載せないと少しだけセットが遠くなります。ほとんど問題ないと思いますが。

バランスディスクの空気圧は?

バランスディスクの空気圧ですが、正直正解が分からないので緩めに入れました。まさに「ふにゃふにゃ」という感じで。
あまりバランスディスクに空気を入れすぎるとバランスディスク自体がパンパンに固くなってしまうため、衝撃を吸収する力が落ちてしまうのではないかと思います。(試してないんですけど)
また、空気をたくさんいれると高さが出るため、スローンを乗せない私は高さが出るのが嫌だったので緩めに空気をいれました。

ディスクふにゃふにゃシステムの高さは?

私のところでは、

ドラムマット
合板
バランスディスク
クッションマット

の構成ですが、高さは全部で7.5cmになります。

自宅に電子ドラムを設置するにはディスクふにゃふにゃシステムは必須

結論として、自宅に電子ドラムを設置するにはディスクふにゃふにゃシステムは必須です。
集合住宅はもちろん一戸建てであってもキックペダルの振動が半端ではないですから、これを緩和してくれるディスクふにゃふにゃシステムは本当に偉大なものだということを実感しました。
ご近所さんから一回でもクレームが来てしまうと、それ以降ドラムが叩きにくくなりますから、クレームが来る前に絶対構築しておきましょう!

楽しい電子ドラムライフを!