DTX522KFSとTD-11K-SとCRIMSON MESH KITとDD512Jを比較してDTX522KFSを購入した話

DTX522KFSとTD-11K-SとCRIMSON MESH KITとDD512Jを比較しました

電子ドラムを買うぞ！

ずっと憧れであったドラム。
ひょんなことで10万円ほどのお金が転がり込んできたため、全くドラム未経験の私が電子ドラムを買うことにしました。

10万円で買える電子ドラムは？

調べてみると、どうやら電子ドラム業界には下の4つのメーカーがあるようです。

・YAMAHA
・Roland
・Alesis
・MEDELI

YAMAHAとRolandは名前を聞いたことがありますが、AlesisとMEDELIは初めて聞く名前です。
この中でも10万円で購入できる各メーカーの一番良い機種は

・YAMAHA DTX522KFS
・Roland DT-11K-S
・Alesis CRIMSON MESH KIT
・MEDELI DD512J

とのこと。
どれが良いのか全然分からないので、分からないなりにいろいろ調べてみましたよ！

各機種比較

自分なりに各機種を調べて良い点悪い点をまとめてみました。（間違ってたらすみません…）

YAMAHA DTX522KFS

実売価格：99,000円程度～
○ スネアがシリコンがで作られた「DTX-PAD」。叩き心地がすごく良い。
○ スツール・キックペダルが付属されている。
○ ハイハット・クラッシュシンバル・ライドシンバルがトリガーが３ゾーンになっており、エッジ・ボウ・カップの叩き分けが可能。
○ クラッシュが１枚追加された、３シンバルモデルが販売されている。
× スネアがクローズドリムショットに対応しているが、トリガーが向かって右上しか対応していないため、左利きの人が「セットを左右反転させて使おう」というのには対応できない。
× シンバルが10インチで少し小さい。
× スネアのリムの見た目が本物のドラムとずいぶん違う。（オープンリムショットの練習になるのかな？）

 

Roland TD-11K-S

実売価格：90,000円程度
○スネアがメッシュ。しかもメッシュが２重構造で耐久性も○。
○スネアの叩き心地がすごく良い。
○USBメモリに入れた音楽をモジュールで再生できる。しかも再生スピードのコントロールが可能。
△スツール・キックペダルが別売り。（お店によってはセット販売もあり）
×スネアが少し跳ねすぎる（だからこそ叩き心地が良く感じるのかもしれませんが。）
×シンバル類のトリガーが２ゾーンでカップにトリガーがない。

CRIMSON MESH KIT

実売価格：100,000円程度
○ スネア・タムタム・フロアタムがすべてメッシュ。
○ バスドラムもメッシュ。
○ スネアがスタンド式なのでセッティングが自由自在。しかも12インチと他のメーカーよりも大きい。
○ 全部メッシュでこの価格。コストパフォーマンスが最高。
△ スツール・キックペダルが別売り。
× スネアがクローズドリムショットに対応していない
× AMAZONなどので「壊れやすい」とのレビューがちらほら…。
× 展示品を置いているお店がほとんどないので、購入前に試打することが出来ない…。

MEDELI DD512J

実売価格：70,000円程度～
○安い。
○スネア・タムタム・フロアタムすべてでリムショットが可能。
○クローズドリムにも対応。
○折りたたんでコンパクトに収納が可能
△スツール・キックペダルが付属されている。（MEDELIオリジナルのキックペダル？）
×パッドが全部ゴムパッド
×ハイハットがハーフオープンに対応してない（？）
×展示品を置いているお店がほとんどないので、購入前に試打することが出来ない…。

YAMAHA DTX-522KFSにしました！

どれにするかさんざん悩みましたが、最終的にDTX-522KFSを購入することにしました。
まず、CRIMSON MESH KITは試打できるところが全然見つかりませんでした。スネアもタムもバスドラムも全てがメッシュなのは凄く魅力的でしたが、正直、聞いたことないメーカーのドラムを現物を見ずに買うのは怖かったのでCRIMSON MESH KITは選択肢から外しました。（ネット上の評価もイマイチでしたし）
また、MEDELIも試打できるところが見つかりませんでした。また、パッドが全部ゴムパッドなのもマイナス。こちらもナシ。
残るはYAMAHAとRolandですが、どっちにするかさんざん悩みました。、実際に楽器屋さんにいって試打してきました。
まず、YAMAHAのDTX522KFSですが、YAMAHA自慢のDTX-PADの叩き心地が非常に気持ちいい！DTX-PADの見た目は単なる白いゴムパッドに見えますが、叩き心地は全くの別物です。黒いゴムパッドは叩き心地が固いのですが、DTX-PADは叩き心地が絶妙な柔らかさで本物のドラムのようです。また静粛性も黒いゴムパッドよりもずっと高いです。
次にRolandのTD-11K-Sですが、こちらはスネアがメッシュで出来ています。こちらはやはりメッシュヘッドなので叩き心地は気持ちよいし静粛性もすごく高いです。メッシュらしい「ザッザッ」という音が鳴りますが、DTX-PADより静かかもしれませんね。
この２つを実際に叩いてみた結果余計悩んでしまいました…。どっちも甲乙つけにくくて…。
どちらにするか悩みましたが、最終的にはDTX-522KFSRolandはメッシュパッドが少し跳ねすぎるのが気になりました。（すごく打感は気持ちよいのですが）
また、DTX522KSFには２枚目のクラッシュシンバルが付属して販売していたのがとっても大きかったです。
プロのセッティングを見てみると、少ない構成でもやっぱりクラッシュシンバルが２枚あるんですよね。スタジオでも2枚クラッシュシンバルがあるところが多いですし。

実際DTX-522KFSを買ってみて感じたこと

○やっぱりライドがカップに対応しているのが良いですね。あんまり頻繁に使うわけではありませんが、カップの音って印象的なのでカップに対応しているのはうれしいです。
○DTX-PADの叩き心地が気持ち良い。
×バスドラムパッドを叩いた音が大きい。金属の置物を叩いたような音が気になります。

というわけで一番きになったのはバスドラムをたたいた時の音です。振動自体はディスクふにゃふにゃシステムでほぼ殺すことができるのですが、パッドをたたいた音はどうにもなりません。現在はパッドに食器洗い用のスポンジを張り付けて音を殺しています。フィーリングは変わってしまいますが、このままでは苦情必死なので背に腹は代えられません。
それ以外は特に不満なく楽しく使っています。
タムタム・フロアタムがゴムパッドなのはどうなのかなぁと思っていましたが、全然気になりません。スネアがDTX-PADであるだけで全然違いますね。一番多く叩くのはやはりスネアなので、スネアがDTX-PADかメッシュになっているものを選ぶことをおすすめします。